「自分らしい生活」を取り戻す

315件
※再置換も含む

272件
※再置換も含む

251件
※整形外科のみの患者数

160名で 365日サポート
専用施設で
1日も早く回復

関節痛で困っていませんか?
このような症状でお悩みではありませんか?
- 階段の上り下りが辛い
- 長時間の歩行で膝や股関節が痛む
- 朝起きた時に関節のこわばりがある
- 正座がしづらい
- 過去に膝や股関節の怪我で病院にかかったことがある
- 薬を飲んでも痛みが続く
年齢を重ねるにつれて、関節の痛みに悩まされる方は少なくありません。 痛みのために好きな旅行や趣味を諦めたり、家事や日常生活に支障が出たりすることで、生活の質が低下してしまいます。
熊本機能病院人工関節センターでは、最新の医療技術と40年の実績で、あなたの関節の痛みに向き合います。保存療法から最先端のロボット支援手術まで、一人ひとりに最適な治療法をご提案します。
変形性関節症に対しては、症状の程度や患者さんの状態によって、まずは保存療法を検討することが重要です。患者さん一人ひとりの状態を詳しく評価し、最適な保存療法を提案しています。保存療法で十分な効果が得られない場合に、人工関節置換術などの手術療法を検討していきます。

「変形性関節症」は「手術」で
痛みを緩和することができます
変形性関節症の治療と人工関節置換術
変形性関節症は、加齢や過度の使用による関節の慢性的な疾患で、軟骨の磨耗が特徴です。早期診断と適切な管理が重要で、治療は痛みの軽減と生活の質向上を目指します。
治療の一環として、人工関節置換術が行われることがあり、ロボティックアームを用いることで、医師が正確に操作し、安全な手術が可能になります。
熊本機能病院では、昭和57年の開設以来一貫して人工関節手術を行ってまいりました。40年の歴史の中で常に新しい技術を取り入れ、豊富な経験を積み重ねてきました。
この技術と経験を基に様々な環境の患者さん一人一人にスタッフ全員で対応して参ります。

人工関節センターについて
熊本機能病院では、昭和57年の病院開設以来、人工関節形成術(人工関節手術)を行ってきました。
2020年1月には全国6施設目、熊本県初となる人工関節手術支援のロボット「Mako(メイコー)」を導入。これはコンピューター制御されたロボティックアームを用いる先端の技術です。
年間約500例以上の手術を行い、充実したリハビリ体制と手術支援ロボットによる的確な治療で患者の回復をトータルサポートしています。
40年間の歴史と年間500件の治療実績
1982年から人工関節置換術を実施し、近年は年間約500例以上の手術をおこなっています。そのうちロボット支援下の人工関節置換術の実績は2000例(2020年1月〜2024年9月)を超えます。人工関節置換術において最も重要なことは、人工関節を設置する角度、位置の正確さと固定性です。
※下表は画面に収まらない場合、左右にスクロールしてご覧いただけます。
当院における人工関節手術実績 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024年9月まで | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
人工膝関節全置換術(TKA) | 378件 | 297件 | 286件 | 295件 | 303件 | 158件 | 1,717件 |
単顆型人工膝関節置換術(UKA) | - | - | 36件 | 26件 | 12件 | 5件 | 79件 |
人工股関節置換術(THA) | 248件 | 199件 | 256件 | 269件 | 272件 | 161件 | 1,405件 |
人工関節手術(計) | 626件 | 496件 | 578件 | 590件 | 587件 | 324件 | 3,201件 |
6名の医師が所属
人工関節センターには6名 の医師が所属しており、そのうち4名はMakoを操作できます。これまで、ロボット支援下の人工関節置換術の実績は2000例(2020年1月〜2024年9月)を超えました。
医療の進歩が著しいように人工関節に関しても日々進歩しています。 熊本機能病院人工関節センターのスタッフが一丸となって日々研鑽・努力し皆様のお役に立ちたいと考えています。
ドクター紹介
リハビリテーション施設を完備
人工関節置換術後は翌日からリハビリを開始し、早期離床や退院を目指します。ご退院後の日常生活に不安がある方は、「回復期リハビリテーション病棟」にて、専任スタッフが、患者さんの状態とご自宅の環境に配慮したリハビリを行います。
患者さんの痛みを確認しながら、負担をかけない動き方や日常生活動作など、合計160人を超えるリハスタッフが365日体制で対応いたします。
リハビリ施設について

ロボティックアーム支援手術
“Makoシステム”を採用
熊本機能病院では、2020年1月7日よりロボティックアーム手術支援システム
「Mako」を導入し、2024年9月までに全人工膝関節置換術を990例、全人工股関節置換術を935例経験しました。
従来の人工関節手術で使用していた「ナビゲーションシステム」に加えて「Mako」を併用することにより、治療計画通りの全かつ正確な手術が可能となりました。

人工関節支援ロボット
Mako(メイコー)
Makoシステムの特徴
- 正確 CT画像をもとにした3D術前計画に沿って手術器具の動きをサポートします。
- 安全 骨を削る角度や深さが少しでも計画から外れると止まるよう自動制御されています。
結果
膝関節伸展筋力(Ext-M)改善率
※下表は画面に収まらない場合、左右にスクロールしてご覧いただけます。
術前ー術後2週 | 術前ー術後3週 | |
---|---|---|
ロボ有 | 74.5% | 98.8% |
ロボ無 | 58.8% | 71.8% |

膝関節可動域(ROM)/安静時痛、運動時痛、歩行時痛(NRS)の場合、2群間に有意差はありませんでした。
- ロボ有とロボ無の比較により、3つの項目に対し、術後早期に改善が見られました。
- ロボット導入により、より低侵襲で正確なアライメントを獲得できていると考えています。
ドクター紹介
-
高橋 知幹副院長
人工関節センター長
臨床研究室長-
専門分野
関節外科<股関節・膝関節>・人工関節置換術・骨切り術・関節鏡手術(靭帯再建・半月板縫合)
-
関心分野
関節外科<股関節・膝関節>・人工関節置換術・骨切り術・関節鏡手術
-
所属学会
日本整形外科学会
日本人工関節学会
日本股関節学会
特定非営利活動法人熊本県骨バンク協会理事 -
専門・認定
本整形外科学会 [専門医]
日本人工関節学会[認定医]
日本組織移植学会 [認定医]
指定難病医療費助成制度 [指定医]
-
-
中根 惟武名誉院長
-
専門分野
股関節・膝関節外科(人工関節、関節鏡視下手術)、老人骨折、骨粗鬆症
-
関心分野
股関節・膝関節外科(人工関節、関節鏡視下手術)、老人骨折、骨粗鬆症
-
所属学会
日本整形外科学会
日本リハビリテーション医学会
日本股関節学会
日本人工関節学会
日本運動器リハビリテーション学会
特定非営利活動法人熊本県骨バンク協会理事 -
専門・認定
日本整形外科学会 [専門医]
日本人工関節学会[認定医]
指定難病医療費助成制度 [指定医]
-
-
久保田 晃志部長
-
専門分野
関節外科、人工関節(股関節・膝関節)
-
関心分野
関節外科、人工関節(股関節・膝関節)
-
所属学会
日本整形外科学会
-
専門・認定
日本整形外科学会 [専門医]
指定難病医療費助成制度 [指定医]
-
-
清田 克彦部長
骨粗しょう症センター長
関節外科部門長-
専門分野
膝関節・股関節・下肢外傷・骨粗鬆症/運動器疼痛
-
関心分野
人工関節置換術・再置換術、前十字靱帯再建術、周術期疼痛管理、骨粗鬆症による二次骨折予防
-
所属学会
日本整形外科学会
日本股関節学会
日本骨粗鬆症学会
西日本整形 災害外科学会
特定非営利活動法人熊本県骨バンク協会運営委員会 個人情報管理責任者 -
専門・認定
日本整形外科学会 [専門医]
日本骨粗鬆症学会 [認定医]
日本組織移植学会 [認定医]
指定難病医療費助成制度 [指定医]
-
-
髙井 浩和部長
-
専門分野
人工関節(膝関節・股関節)、骨粗鬆症、下肢外傷(骨折など)
-
関心分野
ナビゲーションシステムやロボットアームによるコンピュータ支援人工関節手術、骨粗鬆症
-
所属学会
日本整形外科学会
日本人工関節学会
日本骨粗鬆症学会
日独整形災害外科学会 -
専門・認定
日本整形外科学会[専門医/認定リウマチ医]
日本人工関節学会[認定医]
日本骨粗鬆症学会[認定医]
指定難病医療費助成制度 [指定医]
-
-
濵 紳悟
-
専門分野
整形外科
-
関心分野
人工関節(膝・股関節)
外傷 -
所属学会
日本整形外科学会
日本人工関節学会
日本骨折治療学会
日本股関節学会 -
専門・認定
日本整形外科学会[専門医]
-
手術の流れ
診察
診察股関節や膝関節の痛みがあり、人工関節手術を勧められた方や手術に対する不安やお悩みのある方は当センターにご相談ください。
人工関節を専門としている整形外科医が患者様にとってベストと思われる治療計画を立て、ご安心ご理解いただけるようご説明いたします。

手術のご説明
必要な検査が終わると、ご家族と一緒に受診いただき、手術と検査結果をご説明いたします。
入院中の生活や、入院から退院までの流れについても、ご説明させていただきます。

術前検査
手術の前にCT検査を行います。CT検査の画像をもとに、医師は手術計画を立てます。
コンピューター画面で患者さんの関節の形状を確認し、患者さんに適したインプラントの機種やサイズ、骨を削る角度や深さなどを決めます。

手術
CT検査で得られた情報と、実際の骨の位置情報を合わせ、骨をけずる位置と深さを確認します。医師はロボティックアームを使って骨を削ります。
骨を削る位置や深さはコンピューター画面に表示され、安全で正確な操作をロボティックアームが支援します。

リハビリ
人工関節置換術後は翌日からリハビリを開始し、早期離床や退院を目指します。
ご退院後の日常生活に不安がある方は「回復期リハビリテーション病棟」にて、専任スタッフが、患者さんの状態とご自宅の環境に配慮したリハビリを行います。

リハビリ施設のご案内

リハビリ専用病棟を完備
患者様の痛みを確認しながら、負担をかけない動き方や日常生活動作など、合計160人を超えるリハスタッフが365日体制で患者様を親身に支えています。

日常生活に戻るためにサポートします
熊本機能病院の人工関節置換術は、術後の痛みの緩和や早期回復のために医師やセラピストなどが患者に寄り添い、機能回復、在宅復帰をチーム医療で手厚くサポートしてくれるのも特長の1つです。
メディア情報

文藝春秋
「スーパードクターに教わる最新治療2024」

読売新聞社
「病院の実力特別版 首・腰・膝・関節の病気」
よくあるご質問
人工関節手術に関して、よくある質問に対して当院医師が回答いたしました。
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変形関節症とは何ですか?関節の病気の一種で、通常、加齢や関節の過度の使用によって進行する慢性的な疾患です。一般的に、特定の関節における軟骨の磨耗や変性が主要な特徴として現れます。変形関節症は進行性の疾患であるため、早期に診断し、適切な管理を行うことが重要です。治療計画は個々の患者に合わせて立てられ、痛みを軽減し、生活の質を向上させることが目標となります。
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人工関節置換術とはどのような手術ですか?関節のいたんでいる骨を取りのぞき、人工の関節(インプラント)に置きかえる手術です。人工関節置換術に使用するロボティックアームは自動で動くものではなく、医師が操作をして動かします。人間の手のようにブレたりせず、正確に動き、止まります。アームに取り付けた器具を正確に動かして医師の操作を助け、正確で安全な手術を可能にします。
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人工関節手術は、どのような人が対象になるのですか?変形性関節症・リウマチ性関節症・大腿骨頭壊死・外傷性関節症などによって、関節の機能が非常に障害された状態にある方が対象となります。当院では、まず日常生活の指導や手術以外の治療法を試しますが、それらによって改善が得られない場合に人工関節手術をお勧めしています。
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人工膝関節手術とは、どのようなものですか?日本人には「O脚変形」が強く、痛みと不安定さのために歩くのにも不自由を感じられるという方が多くいらっしゃいます。人工膝関節手術によって「O脚変形」が矯正され、安定した歩行ができるようになり、痛みも軽減されます。ただし、正座を可能にするものではないということは忘れてはなりません。
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手術をする時期はいつが良いのでしょうか?人工関節の手術に関して「手遅れ」というものはありません。手術以外に治療方法がなく、痛みや可動域の制限により、日常生活や仕事に支障をきたす状態にあれば適応と考えます。患者さんのQOL(生活の質)を重視して、手術の時期を検討します。
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麻酔や痛みが心配です!手術はすべて麻酔専門医による全身麻酔のもとで行います。手術前に麻酔医と手術室看護師による手術室に入るまでの注意事項の説明と麻酔の危険度チェックを行います。術中・術後の痛みをできるだけ和らげるため、患者さんに合った鎮痛薬の使用方法を考えています。
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人工関節はどのくらいの耐用年数がありますか?一般的には15年~20年と言われています。人工関節は、長期間使用していると関節の可動する部分の摩耗と人工関節と骨とを固定している部分のゆるみが生じてきます。何度も転倒したり、階段から落ちるなどの大きな衝撃が幾度も加わったりすると、摩耗とゆるみが早まることも考えられます。優れた素材が用いられ、骨と人工関節との固着方法の改善によって耐用年数も延びていますが、日頃の工夫や心がけも必要です。
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人工関節手術後のリハビリテーションについて、教えてください。入院したらすぐに術前評価を行い、術後に必要となる訓練方法を指導します。看護師は日常生活の指導を行います。全身状態が許す限り、できるだけ早い段階で座る・立つ・歩くリハビリを進めていきます。通常、手術翌日にはリハビリを開始します。