とっても久しぶりの更新となってしまいました!広報スタッフです。
いつの間にか梅雨入りし、湿気の多い日が続いていますね。
季節の変わり目は、体調管理にもご注意ください。
ブログの更新は久しぶりですが、その間も当院スタッフは様々な活動をしておりました。
今回は6月13日に行った当院の回復期リハ病棟と、
総合リハセンターの合同研修会の様子をお届けします。
今回お招きした講師は・・・
回復期リハビリテーション病棟協会副会長
藤田保健衛生大学 七栗サナトリウム院長の園田 茂先生です。
「FIMの活用と注意点」という演題でご講演いただきました。
研修のお話になると、必ず「それは何?」と思う単語が出てきますね。
今回は「FIM」が聞いたことのない言葉なのではないでしょうか?
《FIMとは?》
Functional Independence Measureの略で、日本語では「機能的自立度評価表」と訳されています。
アメリカで開発された日常生活に必要な動作や認知面の評価の指標です。
日常的に行う基本的な動作を患者さんがどれくらい行うことのできる状態か、
決まったルールで点数化することで評価する方法です。
信頼性・妥当性に優れているFIMを用いることで、より的確なリハビリや介助を行いやすくなります。
また、FIMは広く普及しているので、FIMの点数を見れば、患者さんの状態を把握しやすく、
情報共有がスムーズに行えるという利点があります。
参加した沢山のスタッフに向けて、
笑顔で公演してくださった園田先生。
FIMが日本に導入されたのは1990年代に入ってからで、
園田先生はこの導入に関して最も尽力された方の一人です。
FIMの誕生から日本への導入、
現在の国内外での使用状況、
採点方法の基礎、評価のコツ、FIMの活用法、
活用に関する注意点など・・・
短い時間でしたが、凝縮して説明してくださいました。
園田先生に教えていただいたことを十分に理解し、活用することによって、
当院のリハビリテーションの質は、また一歩前進することと思います。