こんにちは、広報スタッフです。
2月もそろそろ終わり・・・インフルエンザの猛威もようやく治まったということで、
当院でのご面会の制限等も解除させていただきました。
ご入院中の患者さんをはじめ、関係する皆様、ご協力ありがとうございました。
また、当院では院内感染防止のため、
大人数が集まっての集会や研修会は、できる限り控えるようにしていました。
ようやく落ち着いたということで、研修会も解禁です!
2月25日(水)には、TQM発表会が開催されました。
TQMとは、「Total Quality Management」の略で、翻訳すると「総合的品質管理」となりますが、
当院では、効率化や精度・品質の向上のための業務改善を継続して行う取り組みのひとつとして、
各部署で行っている業務改善を発表する「TQM発表会」を開催しています。
米満会長の挨拶からはじまり、今回発表されたのは5題。
・救急カートチェックの効率化(総合リハビリテーション部)
リハビリスタッフのチェックの効率化への取り組みにおける考え方は、
各部署の様々なチェックが必要な場所に適用できるだけでなく、
実際のチェック作業を撮影した動画と時間の計測結果による発表で、
効果が分かりやすくまとめられていました。
・お客様満足度向上を目指した売場づくりについて(売店 暖ショップ)
売り上げが右肩下がりだったリニューアル前から、
売り上げを回復させたコンビニとのコラボレーション、売り場改善の考え方は、
病院における「患者さんの視点」に改めて気づかされる内容でもありました。
・センサーコールの実態調査 ~ピンチでピンチ!!~(看護管理局 1病棟)
患者さんに装着していただいたり、ベッド周りに設置するセンサーについて、
実際の効果や患者さんがどのように感じられているのかをはじめ、看護師がどのように感じるかを調査し、
今後の取り組みについて考察されていました。
周囲から見ても難しい課題ですが、
より良い入院環境づくりの為にも引き続き取り組んでほしいとのコメントが寄せられていました。
・朝のスタートダッシュで良い1日を!!(看護管理局 11病棟)
交代勤務を行っている病棟において、朝の「申し送り」は欠かせない業務のひとつです。
交代するスタッフ間で、それまでの患者さんの様子や連絡事項など、様々なことを確認する場ですが、
朝の交代前の申し送り時間を短縮することで、業務の開始がスムーズになった事例が発表されました。
・ペン型注入器用注射針を安全に取り外す器具の開発(医療機器安全管理室)
使用済み注射針の取り扱いは、医療の現場でも常に注意が払われており、
誤って手などに刺さってしまうことのないような工夫が色々と行われています。
今回の発表では、注射針を安全に取り外すための器具をスタッフ自ら開発し、
現場での使用に向けた展望などについて発表されました。
それぞれの取り組みに対し、発表会の審査員でもある院長や看護管理局局長をはじめ、
スタッフからの質問も積極的に行われ、
身近な課題への取り組みに対する興味の高さを感じました。
今回の発表に限らず、スタッフが様々な改善を意識することで、
より良い医療の提供をできるはずと感じることが出来ました。
周囲の人の創意工夫を聞くと、自分自身も新たな気持ちになりますね!