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総合リハ部『スプリントの基礎』研修会

平成27年3月14~15日に、
今年度最後の総合リハビリテーションセンター研修会が開催されました。

今回は臨床現場や教育場面でご活躍されている、
中部大学 生命健康科学部 作業療法科教授の岡野昭夫先生をお招きし、
スプリントの基礎~応用拘縮手と神経障害手へのアプローチ」というテーマでご講義を頂きました。



スプリントとは、いわゆる「装具」のことで、
痛めた手や指などの機能回復を補助したり、関節の変形を防ぐために装着します。
スプリントにはいろんな種類がありますが、患者さんによって体の大きさや状態も異なるため、
患者さんひとりひとりに合わせて、スプリントを手作りする場合があります。

14日はスプリント療法の基礎的な内容に始まり、対象に応じた応用的なアプローチなど、
教科書等では、なかなか学ぶことができないような内容にわたり、ご講義を頂きました。
15日は、実際に岡野先生にスプリント作成を実演して頂きました。



なかでも、岡野先生の貴重なご経験の中から試行錯誤されたケースの紹介などは、
臨床に取り組む姿勢として大変刺激を受けました。
今回の研修を通して、スプリント療法の適応や用途などを再考するきっかけになったように思います。

また、研修内容に関する質問から、臨床場面での悩み相談など、
丁寧なアドバイスを頂くこともできました。

最後は恒例の集合写真を!



岡野昭夫先生、ご多忙の中、遠い熊本までお越しいただき、本当にありがとうございました。
来年度も、臨床現場で励むと共に、研修会等を通してより良いセラピーを展開し、
患者様の満足度向上に向けて取り組んでいきたいと思います。

総合リハビリテーション部 作業療法士 菅