11月11日(金)、法定による防火・防災訓練を実施しました。
今回は、当院の訓練を見学したいと、他院の方もお越しになりました。
まずは清雅苑が火元となる設定の訓練からスタート!
併設施設の清雅苑が出火元となる昼間想定の訓練。出火元の詳細は、実際に訓練が始まるまで、参加する職員にも知らされません。
警報がなり、出火元を探すところから訓練はスタートします。
火元を見つけ、初期消火を行わなければなりません。
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今回は初期消火が失敗した設定で、そのまま避難する訓練に移りました。
火災が発生した時点で立ち上げられた防災センターに、状況を報告します。
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消防隊への連絡や避難誘導などを行い、出火から訓練終了まであっという間の20分弱でした。
次は病棟での夜間想定の地震・火災時の訓練
夜間想定の訓練では、地震が起き、病棟で火災が発生する設定。夜勤中の看護師たちは、声を掛け合い、患者さんの安全確認に走ります。
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他の場所で夜勤中だったスタッフが応援に駆け付け、患者さんの避難誘導。
それぞれが対応に追われる中での声掛けの難しさを体感します。
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※患者さん役もスタッフが行っています。
訓練とはいえ、参加するスタッフは緊張感を持って対応していました。
走り回るスタッフの姿に4月の地震の直後はどうだったのかと思い、身の引き締まる思いでした。
地震体験車もやってきた!
熊本市消防局のご協力により、地震体験車もやってきました。正式には「起震車」と言うそうですよ。震災時、偶然熊本を離れていたスタッフは、震度7を体感してみなければと乗車し、「すごい!体験してよく分かった」と話していました。
私は震災も体験しましたが、乗ってみて「やはりこれだけ揺れると動けない」と再確認。
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震度7になるとテーブルごと引っ張られるような感覚です。
ただただ、揺れが治まるのを待つばかりでした。
当たり前ですが、日々の備えが大切
他にも消化器、消火栓の使い方講習なども行い、皆が改めて日々の備えの大切さを確認しました。当日にも反省会を行いましたが、今後も繰り返し訓練し、マニュアルを見直していく必要があると感じました。
ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。