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総合リハ部『クリニカルクラークシップ導入の実際』講演会

4月15日、第20回総合リハビリテーションセンター研修会が開催されました。
今回は、兵庫医療大学リハビリテーション学部 日高正巳先生をお迎えし、『クリニカルクラークシップ導入の実際』というテーマでご講演いただきました。

●クリニカルクラークシップとは

クリニカルクラークシップとは、臨床実習における教育方法の一つです。
従来の症例レポート重視の実習とは異なり、実習生が実際の医療チームの一員として関わり、より実践的な臨床能力を身に付ける臨床参加型の実習指導方法です。

●実践的な講演内容

講演内容は、クリニカルクラークシップ導入に際して、医療における臨床実習教育の歴史や社会情勢の変化に伴う従来の臨床実習教育体制の課題を具体的な事例を用いてわかりやく説明していただきました。


  兵庫医療大学リハビリテーション学部 日高正巳先生

また、よくある実習場面を想定した指導のデモンストレーションにて、理論を実践へつなげる具体的な指導方法や考え方を教えていただき、より参加型実習への理解が深まりました。



特に私が印象に残った内容は、「‟指導者の指導内容”と‟実習生の理解できる量”には差があることを理解し、部分的に短時間で説明し、実習生が理解できるポイントを絞ること」という点です。
沢山の事を説明したがる私たちの指導が、実習生にとってはとても難しい課題であったことに気づくことができました。



毎年、実習生を受け入れている総合リハビリテーション部のスタッフにとって、大変興味深い講演内容でした。
今回の研修を通して、私自身の実習指導のあり方を見直し、実習生や患者さんにとって有益なものになるよう努力していこうと思います。


総合リハビリテーションセンター 理学療法士 三輪俊博