12月14日、第26回 総合リハビリテーションセンター研修会が開催されました。
今回は、医療法人社団 保健会 東京湾岸リハビリテーション病院 院長 医学博士 近藤国嗣先生をお迎えし、『科学的根拠に基づいたリハビリテーションの実践』というテーマでご講演いただきました。
講演内容は、回復期における脳卒中リハビリテーションの現状から、理論や介入の方法、専門職自身のスキルや多職種連携のポイント、科学なエビデンスに基づいたリハビリテーションの紹介などとても幅広い内容の講演でした。特に学会発表や論文などは、大学との連携を行い積極的な臨床研究に取り組まれており、更に院内には研究や論文に特化した専門の指導者を配置するなど、学術的な支援体制が整っていることに大変驚かされました。
私が印象に印象に残った内容は、病棟内での多職種連携を円滑に行うには、個人のスキルが高くなければ良質な支援やサービスを提供することができないと近藤先生が仰っていたことにとても感銘を受けました。
私自身、回復期リハビリテーションに従事しており多職種連携の難しさをいつも痛感しておりました。それぞれの職種がやるべきことを確認しながら日々患者さんと向き合う覚悟が必要です。
日々の診療に真摯に向き合い、多職種全員がスキルアップを図っていくことの重要性をとても感じることができた研修会でした。
総合リハビリテーションセンター 作業療法士 江原 加一