令和5年9月16日、11月29日に第43回総合リハビリテーションセンター研修会をオンラインで開催しました。
今回は、「脳の可塑(弾塑)性とリハビリテーション」というテーマで、
畿央大学大学院 健康科学部理学療法学科教授 ニューロリハビリテーション研究センター長である
森岡周先生にご講義いただきました。
1日目は脳神経が可塑的に変化することと、脳損傷後の運動機能回復のメカニズムについてご講義いただきました。
中枢神経系の回復のタイプやメカニズムを細胞レベルの変化から学ぶことが出来ました。
2日目はより臨床場面にそくした講演をしていただき、急性期から維持期までの回復過程に沿って
どのような考え方でリハビリテーションを行っていくのかを学ぶことが出来ました。
特に運動学習をより効率の良いものにするために、感覚入力や運動イメージをうまく利用していくことが大切だということが勉強になりました。
これからも患者様の日常生活動作の獲得、社会参加への復帰の一助となれるように研鑽を行っていきたいと思います。
理学療法士 井川 拓海