スタッフブログ

2月23日、24日に第24回総合リハビリテーションセンター研修会が開催されました。

今回は、一般財団法人 広南会広南病院 リハビリテーション科 総括主任の阿部 浩明 先生をお迎えし、『脳卒中後のPusher syndromeの理解と介入戦略』というテーマでご講演いただきました。Pusher 現象は、脳血管疾患後に生じる姿勢異常であり、①座位や立位で非麻痺側上肢・下肢で麻痺側へ押し、②身体が麻痺側に傾き、③他者が修正しようとしても抵抗してしまう現象です。


 
講演内容は、Pusherの用語の整理から始まり、現在の研究や治療戦略まで、とてもわかりやすく説明して頂きました。特に、Pusher syndromeの原因となる病巣、発生メカニズムなどを臨床において基礎となる部分と実際の臨床現場で行える訓練などを、実際の診療場面の動画を用いてご紹介いただきました。



私が特に印象に残った内容は、臨床でどのような手順で評価し、治療すると良いかという点です。Pusher 現象とそれに似た現象の鑑別の仕方、現象が消失するまでの研究結果、理学療法評価や具体的な治療方法など、細部にわたりご教授頂いたので、臨床の場面と繋げながら理解を深めることができました。今回の研修を通して科学的な知見の必要性を認識し、これから臨床で患者さんと向き合っていく上で、改めて理学療法評価・訓練を再構築していきたいと思いました。

総合リハビリテーションセンター 理学療法士 田中 康則
≪ご意見・ご要望など≫

会計の際、席を外していると呼ばれたかどうかわからないので、どこかに表示されているとお互いに助かると思います。

≪当院からの回答≫

早速、自動精算機の上に、お支払いでお待ちの方の番号が表示される電光掲示板を設置しました。貴重なご意見をありがとうございました。

~投書への回答について~
いただいた投書への回答は、多くの方に関わる内容についてホームページに掲載させていただきます。
個人に関わる内容については、個別に回答させていただきますのでご了承ください。
また、個人が特定される情報については、伏せて掲載させていただいております。

こんにちは、広報スタッフです。
立春!いよいよ、春に向けてのスタートですね!!

そして、こちらも今日からスタートのブルーサークルメニュー「ローストビーフの松花堂弁当~コーヒーの香りを添えて~」です。豪華ですよね!
実は・・・ブルーサークルメニューは糖尿病やメタボリックシンドロームなどの持病をもった患者さんや健康に気をつけたい方に、安心して外食を楽しんでいただけるメニューなんです。
なので、この豪華な松花堂弁当も エネルギー 529キロカロリー たんぱく質 30グラム 脂質 16.8グラム 炭水化物 60.6グラム 食塩相当量 2.7グラム!安心してお召し上がり頂けます。

当院の管理栄養士と院内のモッコス珈琲館とコラボしたメニューで一日限定10食!価格は1,080円(税込み)となっています。ぜひ一度ご賞味ください!

また、熊本県下にはブルーサークルメニューを提供している店舗がたくさんあります。(ブルーサークルメニュー一覧)*熊本県糖尿病医療の均てん化・ネットワーク支援事業ページへ


ブルーサークルメニューは、以下の条件を満たしたメニューです。
● 低カロリー(600 kcal未満)で、低塩(塩分3 g以下)であること
● 厳正なカロリー・塩分計算を行い、糖尿病専門家が認証していること
*ブルーサークルは、国際連合(UN)が決議し国際糖尿病連合(IDF)が推進する「糖尿病との戦いのために団結せよ(Unite for Diabetes)」キャンペーンのシンボルマークです。

 
こんにちは、広報スタッフです。
お正月も過ぎ、もう一月も終わりですね。
年末年始とお酒を飲まれた方も多いと思います。

お酒を飲むと顔が赤くなるタイプの人!日本人に多くおられますよね~。
これはお酒の中に含まれる「アルデヒド」をうまく分解できない方の特徴で、心筋梗塞・狭心症などを発症するリスクがタバコの煙でとても高くなる!
という研究を当院の循環器内科の水野雄二副院長を中心に行っております。

過去にも新聞記事のご紹介日本循環器学会最優秀論文賞の受賞などご紹介しています。

そしてこのたび!分かりやすくまとめた本が出版されました!!


「お酒で顔が赤くなる人、要注意! アルデヒドが心筋梗塞、がんを生む」
青灯社 (2019/1/28) 1,296円

「お酒で顔が赤くなる人」の「体質だし、変えられない!」という声が聞こえてきそうです。でも、悪いことばかりではないんです。
この本には「お酒で顔が赤くなる人」が長生きに有利な点・不利な点を易しく解説し、健康に生きるために必要な食事・禁煙をアドバイスしています。
またわかりやすいデータや実例も掲載されています。

書店や地域交流館内「健康生活相談コーナー」でも取り扱っております。
こんにちは、広報スタッフです。
新年、あけましておめでとうございます。
「平成」最後のお正月、みなさんはいかがお過ごしになりましたか?

今年も院内でお正月を過ごしておられる方に、「おせち」をご提供しました。
ずらりと並んだお重。壮観です。


完成はこんな感じです。お赤飯も添えました。


飲み込みが難しい方(嚥下調整食)にもペースト状にしたものや、やわらかく煮たお野菜をご提供。


少しでもお正月を感じていただきたいと、おひとりお一人に心を込めて・・・。
一日も早いご回復をお祈りしております。
こんにちは、患者相談窓口スタッフです。
患者相談窓口では、患者さんからのご相談に看護師・社会福祉士が対応しております。

様々なご相談をお受けしておりますが、特に、医療費や助成制度などについてはお尋ねが多く寄せられます。

 

今回は当院で一番ご相談の多い「自立支援医療」(更生医療)をご紹介したいと思います。

●自立支援医療(更生医療)ってどんな制度?
身体障害者手帳の交付を受けた方(18歳以上)が、障がいを除去・軽減する手術等の治療によって確実に効果が期待できるものに対して提供される更生のために必要な医療費の一部を公費で負担し、自己負担分を軽減します。
(熊本県ホームページより)

原則として、医療費の1割が自己負担です。ただし、世帯の所得に応じて、ひと月の自己負担上限額が設けられています。

「自立支援医療」(更生医療)の詳しい説明についてはコチラ(厚生労働省)

「自立支援医療」(更生医療)の適応疾患は複数あります。当院では、膝関節や股関節の痛みがある方で、お薬や注射での治療を続けても回復が見込めない場合に、人工関節置換術を行っていますので、その際に該当される方へご案内しています。

この制度は身体障害者手帳をお持ちの方に対しての助成となります。手術の適応がある方で、身体障害者手帳をお持ちでない方には申請のお手伝いもいたします。

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この他にも医療費助成の制度はいろいろとございます。利用できる制度は病名のほか、世帯での収入など条件により異なりますので、ご不明な点はお気軽に患者相談窓口をご利用ください。

●治療についての相談がしたい・・・
●退院後の生活が不安・・・
●医療費について聞きたい・・・       など

療養される上でお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡いただければと思います。

受付時間:平日 8時30分~17時  土曜日 8時30分~12時20分
窓口   本館ロビー階【外来フロア】総合受付 および 東口案内

*病棟のサービスステーションカウンターでも随時ご相談をお受けしています。
*これから治療をご検討の方も、お気軽にお電話ください 096-345-8111【代表】内線7300
こんにちは、広報スタッフです。
2018年のクリスマス、いかがお過ごしですか。

当院でも、ご入院中の患者さんへ24日にクリスマスメニューをお届けしました~。
チキンはもちろん、パエリアも。そして奥に見えております・・・。

 

”手作りケーキ!”
ちゃんと厨房で切り分けています。
 

そして、軟らかく仕上げた食事(嚥下調整食)の患者さんにはロールキャベツ。

野菜は星形にカット!鈴の音が聞こえてきませんか~♪
ご入院中の患者さんに、少しでもクリスマスの賑わいを感じていただけたら・・・という栄養部のやさしい気持ちを感じます。

 

院内の小径ギャラリーでは、併設保育園の子供たち(0~2歳)のクリスマス作品展も好評でしたよ。
こちらも、患者さんへ心のこもったプレゼントでした。みんなありがとう~。

 

でも・・・。この先、サンタさんだけではなくて、今シーズン最強の寒波がやってくるそうです。
ものすごく寒くなりそうな年末年始。どうぞ皆さま、体調管理には十分お気を付けください。
この度、健康経営の取り組みとして、また、社員の健康増進のため、 「ヘルスター健康宣言」を申請し、全国健康保険協会熊本支部より宣言証が届きました。

これからも、当院は健康経営を実践して参ります。



 

ヘルスター健康宣言についてはコチラ (熊本県協会けんぽページ)
こんにちは、広報スタッフです。
皆さんで楽しんでいただきたいと企画したお祭り「寿量フェスタ」を開催しました!

このお祭りは地域・健康・幸せがキーワード!
あれもこれもと企画するうちに、盛りだくさんのお祭りになってしまいました。
「晴れの特異日」として知られる11/3。晴れる確立は高いとはいえ、この時点でドキドキ(笑)
冷え込みましたが、快晴!!! 朝から一つハードルを越えて準備開始です!


病院の玄関にケータリングカー!机と椅子も配置して、お祭りらしくなってきましたよ!

11時からのトークイベントには村上美香さんが登場!
美香さん目当て?のお客様がたくさん来場くださって、もう一つのハードルも越えることができました♪
会場から、「かわいかー」「きれいかー」の声が。

トークイベントは2部構成。患者さんでもある米田裕喜さんが来年発行されるエッセイ集「いいにくいけど、いっちゃうよ!」について当院米満理事長と熱い想いを語っていただきました。
後半は「聞きにくいけど、聞いちゃうよ!」のテーマで当院の米満理事長、循環器内科の原田医師が登場。外来患者さんから寄せられた質問に率直に答えてもらいました。村上美香さんの見事な進行で会場も一体化して大盛り上がり!あっという間の一時間でした。

11時30分を過ぎるとメイン会場以外でも徐々に人の波が・・・。
運転免許センターからの「運転適性相談コーナー」(本気で相談しているスタッフの姿が・・・)
販売コーナーでは何と全商品4割引!
キッズ白衣で写真撮影ができる「なりきりドクターナース」、「触れてみよう人工関節」
熊本健康・体力づくりセンターからの体力測定コーナー
みなさん、それぞれに楽しんでいただけているようです。

メイン会場では休む暇もなく「寿量会軽音楽部ミニコンサート」へ。
ピアノ・ヴァイオリン・チェロの美女奏者と(熊本機能病院の)コブクロは、白衣姿とは違った一面で皆さんを驚かせてくれました。
また「フォークデュオWALTZミニコンサート」では、老若男女楽しんでいただけるようにとプログラムにもご配慮いただき、美しく透き通った歌声を届けて下さいました。
ゆっくり音楽を楽しんだ後には・・・。

少しだけお勉強タイム。
熊本北合志警察署の木下交通一課長から「知って防ごう!交通事故」の講話。
みんなが悲しい思いをしてしまう「交通事故」を少しでも減らさなければと改めて感じました。

寿量フェスタのトリは山鹿保存会の皆さまによる「バナナのたたき売り!」
大量に持ち込まれたバナナをみて不安がよぎったのですが・・・。
軽快な口上に売れる売れる。
遊びに来てくれていたくまもと禁煙推進キャラクターの「すわんけん」と「すわんぬ」も買いたかったようですが、あっという間に完売でした・・・。

皆さんの笑顔で全てのハードルを越え、無事にお祭りを締めくくることができました。
病気やお怪我以外でも「熊本機能病院」を身近に感じていただけたら幸いです。
ご来場いただきましたみなさん、ありがとうございました。
ご協力いただきましたみなさん、大変お世話になりました。
11月3日、第22回総合リハビリテーションセンター研修会が開催されました。
鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻 基礎理学療法学講座 教授 牧迫 飛雄馬(まきざこ ひゅうま)先生をお迎えし、『リハビリテーション領域における研究法』というテーマでご講演いただきました。



最初に、先生は「私たちリハビリテーション専門職は何のために研究するのか」ということについて質問され、皆で確認しました。
①医学(リハビリテーション)は日進月歩であるから、現状よりさらに発展させるため
②目の前の患者さま・利用者さまを少しでも良くするため
研究は、研究者の名声や名誉を得るためでは決してなく、以上の①②のために行うことを忘れないでほしいとおっしゃっていました。
先生は国内・国外で15年以上リハビリテーションの領域での研究に携わってこられました。その経験で培われた研究のノウハウについての説明は説得力があり、非常に分かりやすいものでした。研究というと難しく手間がかかるイメージがあるものですが、先生が指導する内容はシンプルで、明日からでもすぐに実践できるように配慮されたものでした。



今回の研修会を通して、目の前の患者さまや利用者さまのために研究し、少しでも現状をよくするよう努力していこうと皆で一致団結できた研修会でした。
本年度も総合リハセンターでは多くの研修会を予定しています。
より良いサービスの提供ができるよう、スタッフ一同、研鑽を積んでいきたいと思います。

総合リハビリテーションセンター 理学療法士 江口