地域連携 画像診断センター

MRIのご紹介

MRの技術革新はめざましいものがあります。
MRでは、頭部、婦人科領域、前立腺、脊椎、四肢、関節、骨など動きの影響が少ない部位が主な対象領域ですが、最新MR装置Ingenia3.0T(Philips)では、心臓の撮影も可能となりました。MRの最大の武器はなんといっても、組織分解能が高いことでしょう。CTでは判断が難しい病変の内部性状を評価することが可能です。
当センターでは、疾患の核心にせまるMR画像を提供していきます。

動画によるMRI検査案内及び注意事項

  • MRI検査案内説明動画

イメージギャラリー

冠動脈MRA volume rendering

放射線被曝の心配がなく、造影剤を用いないで撮影が可能であり、冠動脈疾患リスクの低い症例のスクリーニングとして利用可能です。

脊椎MRI

ヘッドスパイン・コイルを採用しており、脳脊髄領域の広範囲撮影が可能です。脊椎全体を1回の撮影でも観察可能です。

膝関節MRI

関節領域も高い組織分解能、空間分解能を有する良好な画像が撮影できます。

MRA

頸部から頭部にかけたMRAが撮影できます。頸動脈狭窄と脳動脈瘤のスクリーニング検査が同時に可能です。

頭部MRI VSRAD

(50歳以上で物忘れの症状がある患者さんに)
脳の萎縮度を検査します。アルツハイマー型認知症診断の支援が可能となります。

体幹部DWI DWIBS法

(腫瘍マーカーやエコーでがんを疑う場合やがんの既往がある患者さんに)
MRI画像診断にてがんのスクリーニング検査を行います。PETと比べ多くの腫瘍で感度レポートが高いことが報告されています。レポートは放射線診断専門医が作成しますが、確定診断ではありません。

MR撮影が望ましい症例

  • 頭部病変
  • 頭頚部病変
  • 骨、関節、靱帯、半月板など
  • 腹部実質臓器疾患のダイナミック撮影
  • 胆道、胆管、膵管病変
  • 子宮、卵巣など婦人科領域
  • 前立腺
  • CTの撮影が難しい患者