脳血管疾患等リハ部門
実績と科学的根拠に基づいた脳卒中リハビリを実践します。
30年以上の脳卒中リハの経験と実績を有し、年間約300名の治療を行っています。入院直後から脳画像や過去のデータを基に適切な機能予後予測を行い、クリニカルパスに沿って標準化されたリハビリテーションを実践しています。 また、最新の治療機器や福祉用具を積極的に導入しています。
脳卒中脳卒中リハビリテーションのシステム化 〜 脳卒中クリニカルパスの活用 〜
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●入院時の日常生活能力に応じて5つのコースからパスを選択
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●患者さんに合わせたテーラーメイド式のパスを運用
心身機能に応じて適切な時期に適切な支援を行います
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●離床期
ポジショニング/座位/車椅子シーティング/転居/移乗動作/立位保持
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●活動期
食事/排泄/更衣/整容/車椅子駆動/歩行/入浴
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●在宅復帰準備期
IADL/応用動作練習/退院前訪問指導
脳血管障害専門チームが密に連携し、質の高いリハビリを提供します
- ●ケースカンファレンス(毎日)
- ●ADLカンファレンス(毎日)
- ●排泄カンファレンス(毎日)
- ●転倒カンファレンス(転倒発生時)
- ●服薬カンファレンス(1回/週)
- ●口腔ケアカンファレンス(1回/週)
- ●摂食・嚥下カンファレンス(2回/週)
- ●VF・VE検討会(1回/週)
- ●病棟会(1回/月)
- ●病棟回診(2回/月)
- ●装具検討会(1回/週)
- ●インフォームドコンセント(1回/月)
- ●サービス担当者会議(退院前)
神経難病・神経疾患
病気の進行予防と生活の質を考えたリハビリテーションを目指します
当院の障害者施設等一般病棟では、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症など神経難病の方を対象に、“その方に合った最善の医療と質の高いケアの提供”をモットーとし、できるだけ在宅生活が続けられることを目指したリハビリテーションを展開しています。
病気の進行状況に合せた運動療法
当院では、病気の進行予防・改善を目的に、その方に応じた運動内容を指導・練習します。
- 1)パーキンソン体操・筋力増強運動
- 2)バランス練習
- 3)姿勢矯正運動
- 4)基本動作練習(寝返り・起き上がり・起立など)
- 5)移動動作練習(歩行・車椅子など)
生活に則した日常生活動作指導
できるだけ自身の力で日常生活動作が行なえるよう、また介助量軽減のための指導・練習をします。
- 1)食事(動作・姿勢・嚥下など)
- 2)排泄(トイレ動作・排泄管理・移動など)
- 3)整容・入浴(動作・口腔ケア・環境調整など)
- 4)更衣(動作・衣類の工夫)
- 5)睡眠(環境調整・本人家族指導など)
安全で効率的な生活環境の調整
安全な入院生活が送れるよう、病室環境の調整をはじめ、在宅生活におけるリスク及び介助量軽減を目指した、生活環境等を提案します。
家族への指導
家族目線で感じている生活状況等の情報収集を行い、状況に合った介助方法の指導や環境整備等を提案します。
その他
外科的治療の脳深部刺激療法(電池交換を含む)後のリハビリテーションや、在宅療養を支援する活動(パーキンソン病患者友の会等)などへも取り組んでいます。